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桜田門外の恋・第一話シナリオ後編

いよいよ始まる、ポッドキャストドラマ・初の大型連続時代劇「桜田門外の恋」

4/11(水)から始まるドラマ「桜田門外の恋」を前に、ドラマシナリオを掲載^^本編前にまずはシナリオで楽しんでみてくださいね~(エラーが出るので二部に分けました)

第一話 桜田門外の変~回想(後編)

♪4

   SE 雪の上を駆ける音

(BGM)

森「捧げまする、捧げまする」

   供回りのざわめき

供回り①「とまれ、近寄ることまかりならん」

森「そこにおわすは大老・井伊掃 部守殿と

お見受けいたす」

加納「訴状をこちらへ」

   SE 刀を抜く音

八千代「いかん、下がれ」

SE 空を切る音

森「国賊、井伊掃部。その首もらいうける」

八千代「狼藉者!」

   SE 刀を受ける音

   SE 短銃の音

   SE 駕籠が倒れる音

   水戸藩士のガヤと駆け寄る音

森「赤鬼を討て」

   浪士たちのトキの声

八千代「殿の駕籠を守れ、守るのだ」

水戸浪士①「(叫び)いやぁぁぁ!」

供回り①「つ、柄袋がじゃまで刀が抜けぬ」

   SE 次々と切られる音

供回りの悲鳴と倒れる音

八千代「駕籠の廻りを守れ」

加納「承知つかまつった」

八千代「殿、ご無事でございますか? 殿?」

森「井伊は駕籠じゃ、狙え」

   SE 刀のサヤで殴る音

   森の呻き声

八千代「抜けぬならサヤで戦うまで」

有村「彦根藩士・川西忠左衛門どんとお見受

けいたした。オイは薩州浪人有村次左衛門

でごわす」

八千代「やはり来たか、有村・・・どうあっ

ても刀を退けぬか?」

有村「攘夷は天朝の御意志。掃部守は国賊で

ごわす」

八千代「異国の力には勝てぬのがなぜわから

ぬ?」

有村「オハンとは、あの時の決着がまだでご

あしたな」

八千代「お主とはたたかいとうなかった」

有村「刀を抜くとよか。おいは丸腰のものを

切りもさん」

八千代「これも武家に生まれしさだめか・・・」

   SE 刀を抜く音

八千代「殿には近寄らせぬ」

有村「チェスト!」

   SE 刀がぶつかる音。

八千代「有村、我らは友ではなかったのか?」

有村「申すな、もう昔日のオイではなか。薩

州浪人・有村次左衛門にあるのは攘夷の意

志、それのみでごわす」

八千代「・・・私はお前を」

有村「立ちはだかるなら、オハンも切る」

八千代「・・・有村」

   SE 刀を交える音

八千代「殿のお命は私が守る!」

♪5

   SE 立ち木を打つ音

   有村の息切れ

有村「チェスト!」

八千代「これが噂に聞く、薩摩は示現流の稽

古か」

有村「おはんもいかがでごわす?」

八千代「やめておく。私のような力のないも

のにはむかぬ」

有村「オハン、先のことは考えておりもす

か?」

八千代「先か・・・考えたこともない」

(BGM)

有村「もし、オハンが自由になりもしたら・・・」

八千代「なったら?」

有村「オハンがよければオイは・・・」

八千代「有村・・・私は武士だ、それでよい。

 夢などもう見ぬことにしておるのだ」

有村「八千代殿・・・」

八千代「私は川西忠左衛門だ・・・家を潰す

わけには行かぬ」

有村「・・・すまぬ、忘れてくれ。たわごと

でごわした」

八千代「気にするな、お前という友に出会っ

た、それでよい」

有村「そうでごわしたな、川西殿・・・」

   SE 木刀を構える音

有村「チェスト!」(×4)

   SE 立ち木を討つ音

有村「チェスト!」

♪6

N「まだ黒船来航も知らぬ太平の世のことで

ございました。友として過ぎし日々は帰ら

ざるも、迫り来る悲しき運命も、また知ら

ざる二人。戦いに身を散らせる桜田門はま

だ遠き日々のことにて・・・今宵はここま

でにいたしとうございます」

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